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森林を守ることが海の生物多様性を守ることにつながる

 2021-10-31
森林を守ることが海の生物多様性を守ることにつながる

京都大学などが行った大規模は調査によって、河川流域の唯一森林率が河口周辺の海の生物多様性保全に貢献していることがわかったということ。

これまで宮城県気仙沼市のNPO法人森は海の恋人などの活動により、なんとなくそうなのかな?と思っていたことが、
実際に本当だったということが分かりました。
現在、樹木医の仕事領域を拡大発展させ、森の再生、里山再生を可能にできる多様な樹種(200~300樹種程度)の苗木生産を準備している身としては、準備していることがきちんと生物多様性の役に立つということが実感できるもでした。

main-20211020-yamashita.jpg
(参照 https://www.kyoto-u.ac.jp/sites/default/files/2021-10/20211020-yamashita-1b20efadba8c6218f91280e5cdbfcff5.pdf
図:(右下図)我が国の沿岸漁業漁獲量は1980年代中期以降長期的に減少し続けています。(研究の背景)、(左上図)本研究では、我が国の一級河川22河川の森林率が河口域で確認されたレッドリスト掲載魚種の種数に対して統計的に有意な正の関係のあることがわかりました。一方、その他の様々な要因との間に有意な関係は認められませんでした。図中番号は河川の識別番号です。

https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2021-10-26?fbclid=IwAR1KP6e4FsWuK6-3iUres2gREkoCr44DDWl5wFDDNaWQ-fu0TqKdQssixCk
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ナラタケモドキに遭遇しました

 2021-09-08
今日は地域の大きな神社に行ってきました。
以前に枯れてしまったご神木からひこばえが何とか生えてきたのですが、
そのひこばえも枯れ始めたということで相談を受けました。

ナラタケモドキ2 ナラタケモドキ

しかし、ご神木に行ってみると、根元からキノコが多数生えています。
おそらくナラタケモドキかと思います。今、詳しい方に確認を依頼しています。
ナラタケモドキの場合、生きた木を枯らしながら、範囲を広げていくのでかなり厄介な相手になります。
有名な奈良の吉野山もこのナラタケモドキに散々苦労をしていると聞いています。

さらに周囲を調査すると、近くのサクラも枯れており、その根元にもやはり同じキノコ。
その隣にあるイヌマキの生垣の一部も枯れており、その木の根元にも同じキノコが。

これはかなり厄介な案件になりそうです。


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樹幹空洞調査精密機器「レジストグラフ」の使い方を学びに!

 2020-12-14
今日は日本樹木医会宮城県支部の河岸クロマツ並木の調査のお手伝いに来ました。
名取川河岸にあるクロマツ並木38本の現状調査です。
このマツは10年前の東日本大震災を生き残った精鋭のマツになります。
昨年、突然何の前触れもなく、この並木の1本が倒れてことにより、今回緊急で実施される調査です。

18名の樹木医により行われ、
4つの班に分かれての調査になりました。
1.地上部の衰退度診断
2.各種被害調査(病虫害)
3.倒木・枝折れ等危険度診断
4。精密診断レジストグラフ

クロマツ並木調査2 クロマツ並木調査

私の担当は、もう1人と一緒に、3.倒木・枝折れ等危険度診断でした。
これは外観でどんどんと判定をできるため、半日で38本を全てサッサと済ませ、4の精密診断に合流しました。
もともと支部長にレジストグラフの使い方を勉強したいと言ってあったので、簡単に終わるチームに回ったのかと思います。

クロマツ並木調査レジストグラフ クロマツ並木調査レジストグラフ2

レジストグラフの使い方を見せてもらい、質問し、調査データのグラフ化の手法も教えてもらい、
実際にレジストグラフを使って、10本弱のクロマツの診断をしました。
また、調査中に針を3回交換したため、その交換方法も勉強できました。
良かったです。これでOK!

あとは、データのパソコンへの取入れ方についてだけですが、
これについて、癖があるという方が多いのですが、
今日の宮城県支部の支部長に訊くと、「いや、特に問題はないと思うけど・・・」と。

何はともあれ、有意義は1日でした。

来年1月には、また別の樹幹空洞調査用精密機器「アーボソニック」の使い方について勉強する機会があるので、
これで、樹幹空洞調査については、いつでも対応できそうです。
よかったよかった。


地元タウン誌へのコラム投稿 第28回

 2019-09-25
地元タウン誌「FACE TO FACE」の最新刊が出ました。
こちらのコラム「樹木医が行く!」も第28回になりました。

今回は暑い9月初旬での発刊ということもあったので、
「樹木は猛暑に耐えられるのか?」
というタイトルでコラムを書きました。
樹木が活動できる気温、地温、鉢植えの土の温度などのデータを織り交ぜて、
色々と書いてみました。

樹木医が行く28

もしお宅の植物がすっかり夏の暑さにやられて・・・
という方は、ぜひ読んでみてください。


根で吸われた水と養分は逆流する!?

 2019-07-10
樹木医をしていると、不思議な相談が来ます。

盆栽の愛好家の方ですが、
質問者:「根で吸った水や養分は逆流することはある?」
私:「いや。ないです。」
質問者:「でも、逆流してるんだよね。樹が枯れないもの・・・」
私:「えー!」

ということで、現物を見せてもらってきました。

ネズ 盆栽 杜松

盆栽ではよくあるのですが、植え替えとして、今まで木が立っていた方向と全く別の角度にして植えます。

ネズ 盆栽 杜松 ネズ 盆栽 杜松
ということで、植え替えと同時に、
黄色い丸が以前の根ですでに切除済み。
青い丸が不定根発根処理をして、それからそこを新しい根元として植栽実施。

これまで幹の途中だった青い部分にしか根がないんです。
写真ではわかりにくいかもしれませんが、確かに黄色い部部には根がない。
きれいに切り取られてしまっています。
そして、これまで青い丸より幹の下側に位置していた写真右側の枝も元気で枯れそうな気配がありません。

となると、
青い丸の部分の根で吸収された水、養分が幹を逆流して、以前の下の枝(写真右側)の枝に供給されていることになります。

うーむ、わかりません。。。






タグ : 樹木医 盆栽
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